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生命保険金の受取人は誰?

生命保険の契約者(兼被保険者)である夫と、受取人である妻が同時に死亡した場合、
誰に保険金を受け取る権利があるのかが争われた事例です。 
特別な契約形態でもなく良くある契約ですよね、御自身の保険契約書を見て下さい。
受取人が第三者(住宅ローン等は除きますが・・・)の方が余程問題です。
今回の事件、簡単に申しますと・・・
保険会社:「夫の親族と、妻の親族とに対して、折半保険金を支払います。」
妻側の親族:「妻こそが唯一の受取人であり、夫の親族には受取る権利はない。
ましてや、妻の相続人でもない。だから全額を支払え!」
と言うことですね。
裁判所は、
「同時に死亡した場合は、妻の法定相続人だけが保険金を受け取る権利を持つ。」
と判断したようです。理由は「夫婦が同時死亡した場合、
夫やその親族には、保険金の受取人である妻の法定相続人にはならない。
従って、保険金を受け取る権利があるのは、妻の親族のみとなる。」からだそうです。確かにそうですね。
今後、自動車、航空機等での事故、災害等でこのようなケースが発生する事は、恐らく想像に難くありません。
子供がいても、同時に事故等に巻き込まれて死亡したら同じです。
一瞬、一秒でも長く生きた方が勝ちという事ですか・・・
若しくは、保険会社に契約約款を大急ぎで見直してもらわなくてはならないでしょうね。
参考:民法第32条の2(同時死亡の推定)
数人の者が死亡した場合において、
そのうちの一人が他の者の死亡後になお生存していたことが明らかでないときは、
これらの者は、同時に死亡したものと推定する 

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